スマホのフォントを変える~P30Pro編(今更ですが・・・)
Androidスマートフォンの表示フォントを変えたいというのは多くの人が考えることだと思います。しかしフォントを変えることのできる機種は限られています。
SHARP製のAQUOSシリーズはもうかなり以前からフォントをダウンロードして変更が可能な機種であり、無料フォントも多数用意されています。(もちろん有料のものもあります。)これらのフォントはPlayストアからダウンロードしてインストールするのですが、AQUOSは以前はPlayストアでダウンロードできるもの以外のフォントもひとつだけ登録できていました。しかし、ここ数年のAQUOSではこの機能は無効になっているようです。そこは残念なところです。
さて、AQUOS以外のスマホでフォントを変えることができる機種はあまりないものと思います。しかしHuaweiのP30Proには、テーマというアプリがインストールされており、アイコンやフォントを変えることができます。
このテーマというアプリはDocomo版P30Proにもプリインストールされているのですが、なぜか動作しないようになっています。動作しないなら、最初から入れなければいいと思うのですが、なぜでしょう?しかし動作しないように思えてもインストールされているので、実は以下の手順でアイコンやフォントを変えることができるようになります。(P20Proでも同様の手順で可能です。)
1.インストールされている「テーマ」アプリをPlayストアでアンインストールして初期化する。
2.PCにADBドライバを入れる。ドライバはHiSuiteをインストールすれば自動的にインストールされる。
3.P30ProをUSBデバッグモードにしてPCに接続する。
4.AndroidSDKで以下のコマンドを実行する。
adb shell settings put system hw_hide_font_style false
5.P30Proを再起動する。
ここまでが、アイコンやフォントを変更させるための準備です。
次はフォントのインストール方法です。
6.Playストアから「iFont」アプリをインストールする。
7.PCに再度接続して、インストールしたいフォントを以下のフォルダにコピーする。(ただし拡張子がttfかttcであるTrueTypeフォントのみが登録可能だと思われます。)
内部ストレージの /ifont/custom/
8.iFontアプリを開いてMyFontを開く。
9.そこに先ほどコピーしたフォントが表示されていればそれを登録する。
10.P30Proを再起動する。
11.設定画面から「画面」を開く。
12.その中に「テキストスタイル」という項目が追加されているので、それを開く。
13.「フォント」の一覧に先ほど登録したフォントがあればそれをタップして「適用」ボタンをタップする。
これでフォントが変わるはずです。
なお、この「フォント」画面で左上の左矢印をタップするとテーマ選択画面が開きます。アイコンやテーマなどはここで変更が可能です。
さて、ではGlobal版のP30Proはというと、Global版P30Proではテーマアプリが動作しますから、ここでテーマやアイコン、フォントが変更可能です。
しかし、ここで変更できる日本語フォントはダウンロード可能な有料フォントのみです。しかもあまり種類も多くありません。
では、フリーのフォントをインストールする方法はないかというと、このテーマアプリではできないようです。ここでは、「FontManager for Huawei」というアプリを使用しますので、Playストアからインストールしておいてください。
インストールしたらP30ProをPCに接続して内部ストレージに任意のフォルダを作成します。そしてそこにインストールしたいフリーフォントをコピーします。(ファイルは拡張子がttfであるTrueTypeフォントのみが対応しているものと思います。また拡張子は必ず小文字のttfとしてください。大文字のTTFだとなぜか認識しませんでした。)
次に、P30Proで「FontManager for Huawei」を起動します。起動したら左上の三本線のメニューボタンをタップします。メニューが開いたら中段ほどにある「CreateFont」を選択します。Create画面が開いたら真ん中にある緑色の「SELECT .TTF FILE」をタップします。するとファイル選択画面が出ますので、先ほどコピーしたフォントファイルがあるフォルダを開き、TrueTypeフォントを選択します。選択したら、画面下の「CREATE」をタップしてください。その後「APPLY」をタップしたら完了です。
あとはP30Proを再起動したらテーマアプリ内でフォントが選択できるようになるはずです。
それではどうぞ楽しいフォントライフを。